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パーキンソン病について
パーキンソン病の症状はどのようなものですか?


1)初発症状としては、手のふるえ、筋肉のこわばり、動作の緩慢やすくみ足による歩行障害などがみられます。
2)筋肉が硬くなって、関節が動きにくくなります。
3)立ち上がったり、歩き始めるなどの動作がおそくなります。
4)体が前かがみになり、バランスよく歩けなくなります。

パーキンソン病はどのような病気ですか?
パーキンソン病は、大脳基底核の黒質と線条体におけるドーパミン神経の変性と脱落により運動調節機能が障害され、日常の行動や動作に変調をきたす病気です。そのためこの「ドーパミン」という物質が、パーキンソン病の患者さんの脳内で減少し、種々の神経症状が出現します。有病率は人口10万人あたり50〜100人、65歳以上では500人に1人の割合で出現します。

パーキンソン病の薬物療法はどのように行いますか?


パーキンソン病の薬物療法としては次のようなものがあります。
薬物治療により、筋固縮、振戦、動作緩慢などが改善されます。
主体となるのは、脳内で不足しているドーパミンを神経や受けとり側の受容体を刺激する薬です。
その他、ドーパミンの放出を促す薬やドーパミンの分解を抑制する薬もあります。
これらの薬を症状や病気の進行状態に応じて服用します。

外科手術はどのように適用されますか?


ドーパミンの薬剤で効果が期待できない場合に脳外科手術を検討します。
高齢者やあまりに障害の程度が高度の場合には、外科手術の効果は期待できません。
定位脳手術として淡蒼球内節破壊、視床腹中間核破壊などが行われることもあります。
また淡蒼球、視床、視床下部の電気刺激術も行われます。
更にドーパミン細胞を脳内に移植する方法も実用化されています。

パーキンソン病のリハビリテーションはどのようなものですか?
適度な運動をできるだけ毎日、無理をせずにできる範囲で行いましょう。
手足の運動のほか、カラオケや友人との会話なども良いことです。

日本に同じような患者さんがたくさんいるのですか



日本では、人口10万人あたり約50〜100人の有病率です。65歳以上では人口10万人あたり約200人といわれています。神経内科の病気では脳血管障害(人口10万人あたり280人)に次いで多い病気です。
発病年齢は50〜60歳代が最も多く、これをピークとして、いずれの年齢の成人でも発症します。40歳以下で発症した場合は若年性パーキンソン症候群として区別しています。この中には種々の病気が含まれていますが、40歳以上で発病したパーキンソン病と発病年齢以外には相違点のない症例があります。


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